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2008年1月17日

若返る人

31621276.jpg◆定年後老ける人と、若返る人との違いはどこにあるのか? 今の60代は若い。学ぶことも、大人の恋愛をすることも、十分可能なだけの知的機能と体力を有している。定年後、人生をイキイキと過ごすためのヒントを、最近良く耳にする
<アンチエイジング>
って何のなのだろと、思っていた横田へ、コーチングアドバイザー後藤田 邦彦氏から一冊の本・著作者クリス・クロウリー+ヘンリー・ロッジ=共著、沢田博+佐野恵美子=訳◆アメリカの40代の医者と、その持論を実践している70代の元弁護士の記録「若返る人」薦められました。副題は「50歳のまま80歳を迎える」64歳の横田としてもアクションの時来たり感覚でした
概要は↓です。
第1章 新しい人生の始まり>私こそ生き証人、ハリーは嘘を言わない、新しいスタート
第2章 奥様のご機嫌はいかが?>、先を見据えて行動を起こそう、しっかりつかまろう
第3章 新しい加齢の科学「ふつうの老化」の嘘>細胞レベルのルール、素晴らしいけれど場違いな身体、老化は選択肢のひとつにすぎない
サバンナの春、脳が発する成長信号、情報化時代/自然の言語、厳しい試練を離れること
第4章 潮の流れに逆らって>これからは運動が仕事、ジャンプスタートを決めよう、ジムに入ろう★助言一 仲間をつくる、助言二 出勤時間を決める、助言三 イメージをふくらます、体育の時間が嫌いだったあなたに
第5章 育ちと衰えの生物学>運動で健全なストレスを、変化のメッセージを運ぶのは誰か、若返りのストレス、サバンナのストレス、大事なのは血液の循環、心臓は元気いっぱい、ダブルパンチを止める
第6章 継続は力なり>ろくに歩けなかった男の場合、スポーツの達人の場合、平均的な男の場合、どんな有酸素運動がいいか、癒し系のスポーツをひとつ、後足で立って歩く犬、自分に嘘をつかない、体力も運動神経もない人へ
第7章 運動の生物学>エネルギーを選び分ける、狩猟と採集の新陳代謝、軽い有酸素運動は現代人の採集生活、激しい有酸素運動は現代人の狩猟生活、無酸素運動――乳酸の燃焼、バラエティ豊かに、やめたら終わりだ、最初は無理せず、きっと好きになる
第8章 有酸素運動>有酸素運動よ、永遠なれ、万歩計より心拍計、心拍回復率、山歩きの一時間、有酸素運動の基本プログラム、お次は狩猟モードで、決死の覚悟で、いざ無酸素運動
第9章 不可能を可能にする>生涯の友になった自転車、天国に向かってこぐ、すべては「自分へのご褒美」、身体を鍛えるツアー、地獄の体験、マスターズ・スキーヤーに学んだこと
第10章 苦しくてもいい、筋力だ>成果、ちゃんと指導を受ける、重さじゃない、軽めで回数をかせぐ、老人ホームの奇跡ほか
第11章 筋トレの生物学>最初の一歩、脳と肉体のコネクション、遅筋、速筋、重すぎるのは逆効果、バランスをとる、どんなスポーツがいいか
第12章 愚痴は言うまい、こぼすまい>醜くなあれ、白髪が増えたら、歳をとっても歯は白く、ヒゲは剃るべし、紫外線にご用心、おしゃれを楽しむ、愚痴っぽくなるな、チャウチャウのしっぽ、声がおかしい、酒より水を飲め、聞こえますか?、急がば回れ
第13章 金欠はガス欠よりこわい
第14章 体重なんて気にするな!>嘘をついた神、やっぱりカロリーが勝負、空腹感に勝てなかったら、食品のラベルを読む、好みは変わる変えられる、気がつけば二〇キロ減、自己イメージを思い描け、運動と体重
第15章 食事の生物学──きちんと食べて一年ごとに「痩せる人」>衰えに逆らう運動、白い食べ物は敵だ、脂肪は燃料だ、脂肪は身体の建材だ、飽和脂肪は貯蔵庫、何を食べればいいか
第16章 酒は飲むべし、飲まれるべからず>酒は飲むべし、飲まれるべからず
第2部 気持ちを変えて生き方を変える
第17章 「どうでもいい」がどうにも悪い>日記をつけて、自分を励ませ
第18章 大脳辺縁系と感情の生物学>恐れと怒り、愛と遊び、群れのなかの親の役割と生活、語り部、生命のダンス、共鳴のダンス、危険を断ち切れ、思いきり遊ぼう
第19章 大事にすれば大事にされる>抱き締めよう、お互いに、世の中は辛いですか?、完全に引退しないこと、いつもと違う脳を使う
生活の中から仕事を、何事も断るなかれ、主導権をとる
第20章 セックスは(たぶん)不滅だ
第21章 いつまでも強気で――あとがきにかえ
◆横田は「若返る人」から以下のポイントをチェックしました。
★「老化」というのは、生きている以上仕方がない。しかし、本来「老化」はゆるやかなもので「衰え」とは違う。
★「人間」は、「動物」であり、身体を維持していくしくみは、哺乳類&単細胞動物とあんまり変わらない。
★人間は「動物をとるか?植物をとるか?」という選択の時点で「動物」を選択した以上、「毎日身体を動かす」事を宿命づけられた。身体の各機能を制御しているのは脳。考えたり知識を得たりする脳と違って、身体を制御している部分の脳は自分の意思で制御できない。食べものを口に入れ「胃を動かせ、胃液を出せ、ある程度消化できる状態になったら腸に送り込め」とは誰も命令はしないが、胃や腸が動き、脂肪として溜め込んでくれる。日常において立つ行為で「もう少しバランスを右に!左に!」と考えなくてもじっと立っていられるのは、身体脳ののおかげだ。身体脳では毎日、「若返る」ボタンを押すか、「衰える」ボタンを押すかしながら生きており、そこには「現状維持」のボタンはない。積み重ねの結果としての「現状維持」の為にもボタンは「若返る」か「衰える」の2つしかなく、「若返る」ボタン=運動。人間が動くことを辞めると「氷河期がきたのか、無駄な体力は消耗するな、脂肪を溜め込め」運動をすると、の指示をする。「春が来たのだ、狩りにいけるよう筋肉をつけろ、新陳代謝をあげろ、活動しろ」と脳が指示をする。本の骨子はリタイヤしたら、理屈抜きに週6日!は運動せよでした。若いときにスポーツで称賛されるのは数字の持つ記録性だとするならば60~70代においてはスポーツを欠かさずしているその事実だけで自分自身気持ちが豊になり回りからも一目置かれ誉められればもっと若返るという辺りに納得してしまう本です。


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