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2014年3月 1日

ほっかいどうの短歌100首その96・97・98

札幌・矢島京子「ひたひたと湿原浸す水なべて輝かむとす風連湖いま」
白鳥の飛来をまもなくの風連湖へ根室湿原を経由して氷がひたひたと流れてくる様子伝わる一首です。
滝川・田村哲三「あまくさの寄りて乾けるトドワラの渚どこまで踏みごたえなし」
トド松林に海水が沁みこんで塩分を含む野付半島で見受けるトドワラの渚は乾いています。浜茄子や黒百合が咲いている光景に風情を覚えます
東京・斎藤史「われはいま植物色の管楽器夏花の野に吹きさらされて」
様々な夏花の色はあたかも管楽器が野におおらかに吹きならされているように感ずる

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