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2009年8月13日
第141回芥川賞受賞作磯崎 憲一郎「終の住処 」
第141回芥川賞受賞作磯崎 憲一郎「終の住処 」を読み終えました。妻はそれきり11年、口を利かなかったというキャッチコピーに沿いながら30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月の重みを受けとめ、日常の細部に宿る不可思議をあくまでリアルに描き、過ぎ去った時間の侵しがたい磐石さ。その恵み云々・・・・・・人生とは、流れてゆく時間を<ガルシア=マルケス>彷彿の世界をあるがままに肯定した物語です。小説にしかできない方法で、風感覚かもしだした、日本発世界文学という告知コピーに納得です。
★商社・三井物産のサラリーマン磯崎さんは、週末、早朝、帰宅後の30分~60分という時間を積み重ねて一行二行の時があっても諦めずに続けていけば半年で100枚くらいの作品は出来ると応え、日記継続するぞ宣言した私、そうだそうだです。物語主人公は製薬会社勤務です。我が長男は国内最大手の製薬会社営業マン。家族の絆優先させている息子に・・お主は偉いのエールです。
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