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2009年6月21日
「ちいさいおうち」作・絵: バージニア・リー・バートン
◆原作の発売は私が産まれた1943年の絵本>作・絵: バージニア・リー・バートン訳: 石井 桃子: 岩波書店 刊行「ちいさいおうち」を読みました・
◆郊外にたっていた「おうち」が都市化の波にさらされるごくシンプルな物語です。
◆古さを感じさせない絵本の傑作を読んでいると、さまざまな季節や人々の暮らしの中におけるおうちが新しい場所に落ち着くまでの昼夜の変遷を丁寧に描いてあり自分自身人生に重ねて安堵の気持もたらせてくれました。
◆ 静かな田舎町のきれいなで丈夫な小さい家はのどかな田舎で移り行く季節を楽しみ、遠くの街の明かりを見て「まちにすんだらどんな気持ちがするものだろう」と思っていました。◆馬車~自動車~トラック~ローラー車が登場し、家のまわりはすっかり街になって開発が進み、両側に高層ビルが建ち始めます。
◆小さい家の壁や屋根は昔ままなのですが家の中は、ボロボロになってきました。
◆小さい家の周りが変わっていく様子をページめくるたびに、ずっと小さい家を中心にした構図で描かれ本当に大切なものは何なのか を教わる感覚で都会に生活する人間なら、この小さい家の気持ちがとてもよくわかります。
◆「いなかでは、なにもかもが たいへん しずかでした」という最後の一文が胸の奥まで届いた考えさせられる絵本です。
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