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2009年5月22日

「“手”をめぐる四百字 文字は人なり、手は人生なり 」

978-4-579-30417-2.jpg◆しみじみと <樋口了一さん> 「手紙 ~親愛なる子供たちへ」を聴きながら、50人の肉筆原稿を読むと書き手の息遣いが聞こえてきます。生きる姿垣間見る思いも伝わります
◎ 一章 白洲正子  手を合せる>柳 美里  掌と手
永 六輔  寺育ち>あがた森魚 はんかしい気持ち
獅子てんや 拍手喝采>野村万之丞 手
永田耕衣  てのひらというばけものや天の川
中村桂子  手>白川 静  左右の手は神と呼ぶ
◎ 二章 佐藤忠良  おしゃべりな手
久世光彦  手に手をとり合い>出久根達郎 キッス
岸田今日子 男の手>時実新子  たばこを挟んだ指
内海桂子  手が誘う笑い>浅田次郎  男の手
城山三郎  光る手>金田一秀穂 手
◎三章 加島祥造  傷めた手
藤原新也  傷の記憶>車谷長吉  悪の手。
滝口和男  手に振り回されて>阿久 悠  小さい手
田辺聖子  左丸・右丸>橋本 治  円空の記憶
山田太一  手の始末
◎ 四章 野坂徹夫  こぶし
赤瀬川原平 掌>石牟礼道子 母の手
辰巳芳子  母性と手>村田喜代子 手
山根基世  何でもする手>角田光代  母のキルト
◎ 五章 緒形 拳  六十の手習い
立川談志  手>小林東五  妙なる手
又吉栄喜  (空)手>加藤郁乎  手の句
三上 寛  手と手の隙間>小沢昭一  たわむれに、手づくし
浅葉克己  楷書。>中村吉右衛門 手柄話し
◎六章 熊田千佳慕 触れる。
小川洋子  小説に触れる手>筑紫哲也  手考足思
多々納弘光 五十万個の把手つけ
高橋 治  これが男の指かと思う
横尾忠則  宇宙の手>篠田桃紅  手について
志村ふくみ 手 >索引あとがき
本著は<季刊「銀花」>百号を記念して始められた連載を単行本に文字通り手書き原稿寄せられた文学・美術工芸・学術・芸能各分野から選りすぐり作品50人の手跡そのものです。

合掌にまつわる
永 六輔さんの記述概要↓

日本人の合掌は無造作な事が多い
仏教国=カンボジャの場合

頭上で合掌=仏前
口元=国民の前
身近な人=胸元

神道の場合
拍手=胸の前が一番
ロックコンサートの場合
若者=頭上で手を打つ

鯉を集める
女将さんを呼ぶ
=合掌した手を打つ

合掌は武器を持たない平和の姿であることは確か・・・

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