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2009年4月12日

北海道近代美術館<セザンヌ主義>

cezanne00.jpg20世紀初頭のフランスにおける革命的な芸術運動の先駆者として「セザンヌ主義」という言葉が存在する画家、ポール・セザンヌ(1839 - 1906)をピカソは、敬愛の心を示して「父」と呼んだそうです。印象主義とともに出発し、それを超え、伝統的な絵画の造形原理に基づきつつ独自の新しい表現を創造したセザンヌのは、今なお世界中から大きな関心と評価を受け続けており★ベルナール、ドニらの「象徴主義・ナビ派」
★マティス、ヴラマンクらの「フォーヴィスム」
★ピカソ、ブラックらの「キュビスム」
★モディリアーニを筆頭にした「エコール・ド・パリ」
様々な画家達の絵画活動に、セザンヌの影響がはっきりと見て取れます。
★日本においても、セザンヌは大正期に『白樺』などの文芸誌に紹介され、岸田劉生ら洋画家たちに衝撃を与え、安井曾太郎、森田恒友、佐伯祐三・・・は、セザンヌ熱に沸く20世紀初頭のパリヘ渡り、セザンヌの作品に直に触れて大きな影響を受けている辺りをくまなく検証できました。
2月12日10時のおやつを食べ終えて、女房を伴い、国内外から集めた、セザンヌの名作約40点と、その影響を受けたと考えられる20世紀の巨匠の作品約100点を堪能して来ました。
★出展作家ポール・セザンヌポール・ゴーギャン、エミール・ベルナール、モーリス・ドニ、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、アンリ・マティス、モーリス・ド・ヴラマンク、アンドレ・ドラン、アメデオ・モディリアーニ、モイーズ・キスリング、マルク・シャガール
★有島生馬、安井曾太郎、岸田劉生、森田恒友、佐伯祐三、黒田重太郎、中村彝、前田寛治、木村荘八、林倭衛、小野竹喬ほかであり厳選された25作品に関しては入り口で借りた絵画解説レシーバーを聴きながら会場巡りしました。
★画家を志し父親から手に職の道へ進めといわれ、洋裁学校通学した女房はピカソ、モディリアーニ、シャガール、ジョルジュ・ブラック、安井曾太郎、岸田劉生・・の手法とセザンヌ対比させた感想を帰宅途中の車中で熱く語ります。
<北海道近代美術館>次回開催される、パリに生き、パリに逝った画家の熱情・佐伯祐三絵画の前では、昨年30歳で旅だった3男と同じ年描いた作品を鑑賞し、感慨深い表情でした


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