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2009年2月15日

文庫本「北の人名録」と演劇「屋根」脚本

41g4GwoF2VL__SL500_AA240_.jpg★ドラマ<北の国から>名脚本家・倉本聡が綴った人間讃歌エッセイ「北の人名録」には、ここで生まれた愛すべき、好奇心旺盛、モノにこだわらず、バカ騒ぎ大好き、その上限度を知らない、富良野に棲息する人々の驚嘆が描かれ北の大地を揺るがす熱気が満ちています。永遠の名作ドラマを創作した倉本聡さんが東京での仕事から撤退し、辿り着いた北海道の富良野の大地における感動の人間愛がこぼれ出た文庫版では新章「あのあと」を収録されていました。★本の中には、ヨーデル得意な<くまげら>の主人、森本ヨーデルさん登場し、大学の一年先輩であることがわかり親しみ覚えます。yane.JPG★富良野へ出かけ演劇<屋根>を鑑賞して来ました。富良野へ入植した農家の大正・昭和・平成という時代背景の中で繰り広げられる人間模様です。大正12年、北海道富良野の小さな開拓小屋で結ばれた根来(ねごろ)公平・しのf夫婦は、9人の子供に恵まれ、小さな柾ぶき屋根の下で歌声の絶えない幸せな暮らしを、貧しいながらも営んでいます。横田が生まれた昭和18年になって、戦争の荒波が彼等の根来(ねごろ)家にも押し寄せ戦争終結の時には3人の息子を亡くします。時の流れとともに、世の中は貧しい節約の時代から豊かな消費の時代へと移り変わる誰もが想像しなかった“豊かさ”と言われる暮らしの中で一家に暗い影が忍び寄ります・・・・“屋根”をキーワードにして、一つの家族の物語の変遷史を通じ<豊かさ><平和>時代を越えた本当の<幸せ>を検証する意味で舞台鑑賞終えてシナリオ買い求め再読しました。文字の間に星に願いを込めたシーンが今、再びの思いです


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