最近のエントリー
- 犬と少女を巡る短編詩の映画化
- 思春期を迎える孫娘の心模様は如何に!
- 胸に迫る大人系の愛
- なきたいときには映画を見よう
- 北の女性史シリーズ(2)
- 北の女性史シリーズ(1)
- この瞬間を生きる
- 三十一文字シリーズ完了して
- ほっかいどうの短歌100首その99・100
- ほっかいどうの短歌100首その96・97・98
最近のコメント
トラックバック
2008年11月10日
菊池寛の故郷で読破した「こころの王国」
★菊池寛と文藝春秋の誕生を描いた
<猪瀬 直樹>著「こころの王国 」を読みました。
★仕事をもたない高等遊民を主人公にした作品と云えば夏目漱石の<こころ>であり、資本主義社会の人間の「生活意志」と捉える事の出来る欲望を真っ向から肯定した菊池寛だとミステリータッチで解き明かす猪瀬 直樹氏は、他でもない自ら道路公団民営化問題に取り組み、ジャーナリズムの論客として賛否両論を伴う話題を提示しています。
★夏目漱石によって芥川龍之介は見いだされ、菊池寛は否定されたとするならば作家であることに飽きたらず新しいメディアの創造をなした
<菊池寛>の生き様に猪瀬 直樹氏が重なる思いでした。
★高松のホテルで貸し出していた菊池寛の本を、真夜中目が覚めて一気に読みました。鋭い視点に眠りを忘れ赤ワインを飲みつつ日頃、愛読している文芸春秋の原点に乾杯!
このエントリーのトラックバックURL
http://yokota.mond.jp/mt-tb.cgi/2217