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2008年8月25日

朝ごはんをいただく前に書いた・・・

080825_0755~0001.jpg札幌映画サークル広報紙9月の原稿★ものの値段の変遷を掘り起こし日本人の暮らしを検証する週刊朝日編「値段の風俗史」映画館入場料(明治・大正・昭和)読んでいました。平成20年現在の窓口大人料金は1800円です。現実にその料金を支払い入場する人は皆無かもしれません。★映画館の数を基本にしていたのは昭和までであり平成になって20年経過して、シネマコンプレックスという形態定着しスクリーン数で映画を捉えるのが当たり前になっています。★話題の映画=すなわち大作といわれる作品になるとシネマコンプレックスの場合、ひとつのスクリーンのみならず、洋画なら字幕版吹き替え版の区分けも手伝い2~4スクリーンで上映される事もあり、会員組織の拡充もあり初めから1800円を支払わずに会員割引が当たり前になっているのも事実です。080825_2347~0001.jpg★以前なら12月1日の映画の日設定割引だったのが偶数月のファンサービスデーを設けるに変化し、今は毎月1日に格安で映画鑑賞出来るシステムになりました。★毎週決められた木曜日(場所によって水曜日)をレデイース割引にする。横田も該当する60歳以上になると一律1000円で映画を楽しめると、あって映画に親しむ機会は増えて喜ばしい事です。★夫婦50割引きの制度では年齢を証明できれば、かりに若い愛人を伴い映画鑑賞も可能です。高校生3人で鑑賞ならばグループ割引。朝の一回目の場合モーニングサービス。逆に夜遅くに鑑賞できるレイトショー割引のケースでは昼間上映する作品とは異なる映画を選択するケースも多く、映画館を巡る入場料金そのものの多様性は止まる事はありません。★映画館の入場料に定価がないという証は昭和9年の頃、チャップリン「街の灯」公開されたとき買い物に出かけたご婦人が束にして置かれていた割引券を見つけ入場料20銭のところ10銭にしますと書かれていて名作を封切りでしかも半額鑑賞できると喜んだ記述でした。★封切り映画館から時間を置いて公開する2番館という制度が最近ではなくなりました。横田が映画業界に入った頃は、ほとんど2本立てでした。シネコン全盛になり今は1本立てが当たり前です。ポルノ専門館の場合一本おおよそ小一時間で3本立てでした。性風俗の変遷とともにポルノ映画館そのものが消えつつあります。★エクソシストというオカルト作品公開まではおおむね理髪料金と、映画料金は同じでした技術料を名目に一気に映画は蚊帳の外に置かれた料金になりました。★昭和20年、1円。横田がスガイ入社した昭和42年前後、500円~700円。昭和51年1300円。平成20年の入場者の平均入場料金は1200円見当です。


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