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2008年3月10日

ホームレス中学生

02906591.jpg麒麟の田村氏の著「ホームレス中学生」=家族が一緒に居ることは、権利なのか義務なのか、自然なのかを問い掛けます。本の冒頭で中学生時代に父親の『解散!!』という宣言を受けて、中学生だった著者は家なし、金なし、食事なし、風呂なしのナイナイづくしの公園を根城にしたサバイバルのホームレス生活を始めます。「僕、生きてること自体に興味が無いんですもう嫌なんです。いろんなことを乗り越えるのがしんどいんです」。「味の向こう側を楽しむ」といった記述とともに、義務教育を受けられるのも、実は、親の経済力があってこそ、と現実社会の厳しさを叩きつけられたリアルなホームレス中学生の様子をたんたんと語っていjます。形の上で一家は離散しているのですが、兄弟・親子の絆はあくまでも強く深いことを様々なエピソードにあふれ、300万部を越すベストセラー結びついたのでしょうね。ネガテイブ的な事実として、いついかなるときも子供を思い、真摯にいきた優しい母親を癌で失い、祖母の死が続き、父親も癌を患う体験をさらりと受け止めているあたりが共感をもたらせます。父親を責めず、擁護している精神から周りの人々の助けと知恵を引き寄せるポジテイブな生き方からシリアスな教訓をもたらせてくれました。
★ホームレス中学生<立ち読み>はこちらです。
★麒麟(お笑いコンビ)


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