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2007年8月12日
インランド・エンパイア
街の実力者である夫と豪邸に暮らす女優ニッキーは新作映画の主演に抜擢され、再起を狙います。不倫を描いたその作品「暗い明日の空の上で」は、曰く付きのポーランド映画「47」のリメイクだと知らされ、映画のストーリーとリンクするようにニッキーは共演者デヴォンと不倫に溺れます。ニッキー演じるスーザンが愛憎に巻き込まれ、そこへ「47」の舞台ポーランド、50年代風の部屋に佇む3人のウサギ人間たちや、部屋で独りテレビモニターに見入るロスト・ガール、といった不可解な世界が複雑に絡み合って鬼才デイヴィッド・リンチが仕掛ける陶酔の世界に引き込まれます<インランド・エンパイア>◆私も世界も乱れてゆく・・・・。デイヴィッド・リンチ監督「マルホランド・ドライブ」から5年、の最新作。これほどまでにゲームを仕掛けたリンチが観客に向けた作品あっただろうか?少しずつ映画のオープニングから渦を巻き、夢という理論をつきつけリンチの夢に集結した女優たちも見逃せない。リンチとは3度目のコラボレーションとなるローラ・ダーンをはじめ、リンチ作品の常連であるジャスティン・セローやジェレミー・アイアンズなど、リンチが描く女たちに注目です。監督:デイヴィッド・リンチ/出演:ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ジャスティン・セロー、ナオミ・ワッツ
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