« 今日の名言をとりいれて | トップ | 電脳は万全に非ず »

2010年8月11日

「春にして君を離れ」アガサクリスティ著・中村 妙子訳

%E6%98%A551K6HGXM1QL__SL500_AA300_.jpg★登場人物がいつ殺されるかと、思いきやこの本では誰一人殺される場面と探偵の出番も小休止という貴重な、アガサクリスティ作品です。優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた主人公が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話通じて、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめるストーリ展開します。女の愛の迷いを冷たく見据えたロマンチック・サスペンスはあくまでも繊細かつ流麗に描れます。大阪から帰省している8月3日生まれの長男へ女房が、シップス。ビームス。ユナイテッドアローズ。パパスめぐりしながら誕生祝い探している間、私アガサの世界ひたすら読んでいました


このエントリーのトラックバックURL

http://yokota.mond.jp/mt-tb.cgi/3331

サイト内を検索

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク集

このブログのフィードを取得

Powered by
Movable Type 3.37