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2009年7月10日
7月11日の音読は狂歌です
過日ぶらりと出かけた講演会の席で深刻な悩みや心の憂さをユーモアで笑い飛ばす川柳・狂歌を耳にしました。終了後、講演会に関わっている知人に依頼し『 親を見りゃ ボクの将来 知れたもの 』 三笠書房
<矢 野 壽 男 著>の存在を教わりました。全て子供の視点から見た親の姿勢です
◎夫婦の位置。父親と子供。母親と子供。両親とその親の関係。風刺は現実そのものかもです◎
★親父から このひと月に聞いたのは 「ヨオッ」と「元気か」と 「勉強しろよ」
★社用なら 親子のエンも切るのかよ 約束なんか いつも破って
★おばあちゃん 邪魔にしている父なのに 親の言うこと 守れ守れと
★世の中が 悪すぎると父怒る でもそれだけで 何もせぬとは
★遺伝かな 仕方がないけど父に似て 僕もまったく ママに弱いな
★ズレました 父完全にズレました 今やチリ紙 交換にも出せず
★エライ人 父にあってはみんなペケ その父さんが なんで平社員
★断絶と 言うほどわれら父と子は 幼い時から つながってはいず
★14年 父の無能を吹き込まれ ようやくわかった 母の愚かさ
★子どもとは 母の家来か殿様か 支配されたり チヤホヤされたり
★母さんは よほど勉強に恨みあり 私に仇を 討たせるみたい
★人権は 親子の仲ではないのかな 僕の人生 母が左右す
★無責任 絵に描いたのがわが母だ 忘れたゴメン ゴメン忘れた
★家庭とは 父厳しくて母やさし それでいいのだ うちは違うが
★人なみに 叱られてみたい時もある 俺の親父は 俺がこわいのか
★共通の 話題これっぽっちもありません 父さんいつも 家で寝るだけ
★あの親父 大学出たのはほんとかな どうも怪しい 教養のなさ
★父親の 面影うすく14年 お嫁に行くとき 泣いてくれるか
★ズルイ奴 図々しい奴 こすい奴 学校と反対 えらくなる奴
★出張が 多くて父は離れいく 今は居る時 妙にシラケル
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