最近のエントリー
- 犬と少女を巡る短編詩の映画化
- 思春期を迎える孫娘の心模様は如何に!
- 胸に迫る大人系の愛
- なきたいときには映画を見よう
- 北の女性史シリーズ(2)
- 北の女性史シリーズ(1)
- この瞬間を生きる
- 三十一文字シリーズ完了して
- ほっかいどうの短歌100首その99・100
- ほっかいどうの短歌100首その96・97・98
最近のコメント
トラックバック
2009年1月 5日
花道・六方やぶにらみ
2009年、出来る限り偏らずにバランス良い読書を心がけマタやんの肩のこらない中村又蔵・著「歌舞伎」入門を読みました。社会からはみだしている「かぶき者」といわれる人は言い換えれば前衛として常に時代の最先端を歩いていないと気がすまない気質がある。出雲のお国という名の女性が演じた肖像画を見るならば髪の毛を長く、バンダナのようなものを頭に巻き、ネックレスをぶらさげるうんぬん現代のロックミュジシャンそのままである。歌舞妓とかかれ人気を博すほど今ならばアダルトビデオ感覚に捉えられ幕府の取り締まり役が厳しくなって女性の演技禁止されて以後、若衆歌舞伎となりホモ集団の巣窟と見られ風俗紊乱まかりならぬから、アドリブの応酬も楽しく台詞を忘れても趣旨さえ間違えなければお咎めなしのスタイルが確立した・・・・代役をしそうな役の勉強を通じて舞台における役者の切磋琢磨と観る側の叱咤激励があいまって伝統的な上下関係の厳しさと同時に年功ある人への衆知徹底した挨拶を活かしている教えられたしらざ~あ言って聞かせやしょうのメリハリある記載に嵌ってしまいました。歌舞伎の成り立ち、役者の心構え、舞台の見所、照明・小道具・大道具・衣装・弁当・入場料、この本に引き込まれ読み終えると一角の歌舞伎通になった思いがしました。朝ごはんもバランス=女房と義母に感謝の微笑です。
このエントリーのトラックバックURL
http://yokota.mond.jp/mt-tb.cgi/2360