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2008年10月27日
レッドクリフ=三国志
★帝国が、襲ってくる⇔レッドクリフ概要=敵は、80万の兵と2000の戦艦を用い目的は、一人の女を奪うこと―降伏を拒み、同盟を組んで立ち向かうのは、〔劉備〕と〔孫権〕のたった5万の軍。
★陸と水上から攻め入る巨大な帝国の支配者〔曹操〕との圧倒的な勢力の差を覆すために仕掛けられた連合軍の奇策に迫る、構想18年、製作費100億円かけた「三国志」の完全映画化> ジョン・ウー監督作品<レッドクリフ>
★出演: トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン
★1800年の時を超え、愛と勇気の伝説が、迫力のアクション・アドベンチャーとして今、 よみがえる
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◆そもそも『三国志』の伝来時期は正確には判明していません
◆天平宝字4年(760年)に淳仁天皇は舎人6人を大宰府に遣わして吉備真備の下で「諸葛亮八陳」「孫子九地」といった陣法を修得させています。神護景雲3年(769年)称徳天皇が『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』を日本国内に普及する過程を示します。
◆ 藤原佐世が撰述した日本に存在した後漢時代史料として『東観漢紀』『後漢書』『三国志』『後漢紀』『帝王世紀』を読了した漢籍として「『三国志』帝紀十巻」を挙げます。 その頃、大蛇に変身する夢を見た新田義貞が吉夢であると喜ぶ反面、斉藤道献はひそかに大蛇を「臥竜」諸葛孔明の奮闘と無念の死に重ね合わせ、燈明寺畷での義貞の戦死を予感するという描写を残しています。
◆曹操・劉備存命中に五丈原の役が起こるなど、史実や演義などと異同がある上、孔明の出廬の場面も潤色されて日本でアレンジされた三国志の原点と捉え中世以降、諸葛亮が「王佐の才」を有するか否かについて鵜飼石斎はこれを肯定し、伊藤仁斎はこれを否定したとされます。江戸期の漢詩の題材としても三国志の人物が好まれ、特に関羽と諸葛亮が至忠の烈臣として讃え明治期の土井晩翠の新体詩もこの伝統を踏まえます。
◆ 明治以降の正史に基づいた史伝として内藤湖南『諸葛武侯』(東華堂 1897年)。吉川幸次郎『三国志実録』(筑摩書房 1962年)。陳舜臣『秘本三国志』小説の一部に正史の記述が取り入れられ吉川三国志といえば、『三国志演義』物語そのものです 三国志』全3巻(筑摩書房 1977-1989年)刊行により『三国志』が初めて日本語訳され、1993年に文庫版が発売されて以後、三国志愛好家が正史を読むことができるようになりました。混迷が続く昨今の政治&経済事情の日本において、正史を基礎とした三国志の解説書が多数登場し、漫画やゲームなどにも正史を基にした作品現れて三国志ブームを醸し出ます。歴史をひも解くことから人間の叡智を学べます。
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