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2008年10月26日
漢詩百首
中公新書・詩人の高橋睦郎「漢詩百首」では、東洋の歴史2500年で生まれた中国人六〇人、日本人四〇人の、古代から現代に及ぶ代表的な漢詩を精選し、詩人ならではの読みとともに、愉しみつつ通読できる仕掛けでした漢詩ランキングベスト百ベストヒット・メドレー感覚もたらせます。「国破れて山河在り」を筆頭に副題の『日本語を豊かに』という意図に納得でもあqります。 一番最初にが孔子の「逝く者は斯夫の如きか、昼夜を舎かず」(『論語』子罕)が収められ教科書時代の響き、調べを音読しました。荘子の胡蝶の夢と続き一人一篇ということで杜甫、李白、白楽天・・・の詩が掲げられ中国人のラストは毛沢東の「七律 答友人」(1961)の一節・「九巍山上、白雲飛び、帝子 風に乗って翠微に下る。班竹一枝 千滴の名涙、紅霞万朶、百重の衣」です。皇帝の気分を毛沢東とは抱いていたのかもしれません。 日本人は聖徳太子に始まり菅原道真、新井白石、西郷南州、正岡子規、夏目漱石、永井荷風・・・・ほかです。とりあえず走り読みでした。好きな詩にしおりをはさみ読み返しながら時代の背景に思いをはせています。金融危機そのものが一国にとどまらずグローバルな広がりを通じてその解決策を模索しなければならないときにこそここの国の国語力がしっかりさせる故事来歴から学ぶ教材=漢詩百首です
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