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2008年4月 7日

音読&黙読=寺山修司

kinenkankatarogu02.jpg2574309560.jpg4月7日の音読は
<寺山修司>
歌集・月蝕書簡・・・・・・父の存在消すために歌うです。音読のあと黙読してみました


★暗室に閉じ込められしまま 
ついに現像されることのなき蝶
★履歴書に蝶という字をいれたくて
また嘘をかく叔父
★パイロットひとりひそかに発狂し
月明をとぶ旅客機もあれ
★父酔いて霧のなかにて万才の
両手あぐるは撃たるるかたち
★父と寝て父の寝顔を見し夜より
行方不明の風見鶏かな
★すでに亡き父への葉書一枚もち
冬田を越えて来し郵便夫
★向日葵jは枯れつつ花を捧げおり
父の墓標はわれより低し
★父ひとり消せる分だけすりへりし
消しゴムを持つ詩人の旅路
◆北海道新聞。夕刊文芸欄より・・・・・
******************
寺山氏の<書を捨てて街に出よう連想j・横田の五行詩
書を捨てて
五感磨いた旅路あり
一期一会の
出会い重ねるひとときの
心豊な器となるや


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