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2008年3月 7日

アメリカ大統領戦から学ぶシンプルな表現術

images.jpg1633656632.jpg◇世界のトップリーダーたちの超一流のスピーチという観点からすると「オバマ氏の演説の特徴は平易でリズミカル、繰り返しを多用して分かりやすい辺りが人気を産み出して、クリントン氏の演説も明快で知的で甲乙付けがたいけれど、より簡単でリズミカルなのはオバマ氏の演説です。日本の政治家も彼に学ぶべきです。 ◇『父はこれ以上黒いものはないと思えるほど黒く、母はこれ以上白いものはないと思えるほど白かった』などと具体的なイメージが膨むオバマ氏の表現によると、父親はケニア人、母親は北欧系アメリカ人。異なる人種の両親を持つ自分だからこそアメリカを一つにできる、訴え万人の賞賛を得ています。 ◇ケネディ元大統領、フランクリン・ルーズベルト元大統領、キング牧師。といった米国の名演説を常に引き合いに出すオバマ氏はケネディ元大統領の発言や、I have a dream.(私には夢がある)を繰り返したキング牧師の演説リズムを多様しています。 ◇「知名度も組織力も資金もないオバマ氏が実績のあるクリントン氏を逆転したのは、交響楽のように、心に火をつけるスピーチ力に優れているからかも知れません。オバマ氏の演説に比べれば、クリントン氏はまるで素人だと酷評する評論かも現れています。 ◇オバマ氏のスピーチの出だしは、小さく流れる主旋律が、やがて膨らみ、大きく展開して・・・・・・There is something happening in America.(何かが起こりつつある)演説を聴こうとする列が出来始めると、「There is something happening。これまで政治に全く関心がなかった若者たちが、今回だけは違うと言っている」「There is something happeningと同じフレーズを巧みに使い分けている。極め付きは金持ち、貧乏人、黒人、白人、ラテン系、アジア系それぞれのが、ただ所属する政党のためにではなく、いつも抱いている希望のために投票する時に」「Change!(変化です)」というシンプルな言葉を投げかけ「Change is what’s happening in America.(変化がアメリカで生まれているんです)」と、断言し、黒人やラテン系などマイノリティー(少数派)の人々にアメリカのマジョリティー(多数派)になるんだ『自分たちは、力を持つ側に変わるんだ』と心に火をつけてる呼びかける。追い討ちを掛ける寸前でオバマトリックは、『それは現実的でない、という人がいる』と水をかけながら、アメリカには希望の歴史の教訓をストレートに用い奴隷たちが暗闇のなかから自由へ歩み出した時、彼らはなんと言っただろうか。Yes we can.(できるんだ)」「かつて開拓者たちが荒野を西へ西へと進んでいった時、彼らはなんと言っただろうか。Yes we can.」「公正と平等を手にすることが。できるんだ、機会と繁栄を手にすることが。できるんだ、この国を癒やすことが。できるんだ、世界を立て直すことがとたたみ掛け、聴衆も叫び出す光景をテレビニュースを通じてYes we can!Yes we can!横田は音読するように脳裏から離れません。演説に引き込ませる雰囲気が民主党の最終決戦で勝利するのはオバマ氏か女性初のクリントンさんか注目です・・・・・・


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