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2008年2月 4日

元・巨人=長嶋~元・総理=小泉ひいきの横田ですが

<野中広務>&野村の二人から見た長嶋&小泉は私の想定外の評価でした。本を読み終えて遠からず当たっていると思われるほど小泉、長嶋、視聴率をとる男が日本を堕落させ、這い上がった男の格差社会憂国論に思わず納得しています。9784163695501.jpg
★序論 憎まれ役世に憚る;第1章 グローバリズムに屈した野球と政治―危機論;第2章 小泉と長嶋人気支配の落とし穴―リーダー論;第3章 「這い上がり」だから言う、格差社会批判―機会均等論;第4章 負けない野球、負けない政治―戦略論;第5章 V9巨人軍こそ、日本と自民党の理想だった―組織論;第6章 地位に恋々とせず、すべてを擲つ―人材論;終章 念ずれば花開く―人生論・・・・を政治の立場スポーツの立場から書きとめており二人の仇敵である長嶋茂雄と小泉純一郎=人気先行の統率がいかに球界と政界を堕落させたのか徹底的に論破して小気味よさを覚えました。<野村克也>&野中の二人は共に京都府に生まれです。野中氏が町会議員から自民党幹事長まで上り詰めた大物政治家と。野村氏はテスト生入団から、日本シリーズ三回優勝を勝ち得た名将。本は異色の対論形式で進行します。野中氏&<小泉純一郎>。野村&<長嶋茂雄>というスーパースターの仇敵を対比させた本の構図はマスコミによって、野中&野村組は「憎まれ役」にされます。本著の基本は、人気先行、視聴率重視の統率がいかに人心を荒廃させ、組織をダメにしてしまったかの歴史的検証に他なりません。巨人軍の凋落と、先般の参院選での自民党の大敗について、パフォーマンスリーダーの限界の表れだと断言し、苦しい境涯から這い上がる事によってしか、わからない格差社会の問題点及び、勝ち組、人気者指向の日本への歯に衣着せぬ大討論を読んでいくとつい二人の生き様にこそ学ぶべきだと考えてしまいました。お金の亡者にはなりたくない・・その辺りを肝に銘じたい・・・読後のつぶやきです
<ジャイアンツHP><自民党>


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