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2007年12月12日

Little DJ 小さな恋の物語

2342263922.jpg◆2007年 師走に贈る,ラジオが現在以上にリスナーへの影響力を持っていた1977年の函館の、とある海辺の病院を舞台にした院内放送をする少年と少女の初恋・・・・Little DJ<小さな恋の物語>は、女性監督・永田琴の優しい眼差しに満ちた癒しをもたらせます。主人公は、病院内放送の小さなDJ<ディスクジョッキー>を担当している少年、高野太郎(神木隆之介)と、病院の入院患者、初恋の相手役・海乃たまき(福田麻由子)の二人がほほえましく演じ好感持てます。スピーカーから流れてくる太郎の声が、音楽が、病院を優しく包みこみ、元気づけてくれます。病を抱える太郎が、勇気をひきだし脇役を固める成人になってFMラジオデイレクターになる海乃たまき役(広末涼子)<TEAMNACS>の佐藤重幸をはじめ西田尚美、石黒賢、原田芳雄の存在感も映画のみどころです。littledj_re.gif◆リスナーから番組に寄せられたメッセージを受け取り、様々な環境にいる患者達と交流する中で、太郎は想いを伝えることの大切さを学びます。◆両親への感謝なんて改めて言うのはきまり悪い。好きな人に告白するなんて、照れ臭くて恥ずかしい。でも大切な想いは、伝えなきゃ!原作は、鬼塚忠による同名小説で、新人作家としては異例の20万部突破のベストセラー。劇中歌にはシュガーベイブやフィンガー5、QUEENなどなど70年代を代表する名曲の数々が、映画を彩ります。


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