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2007年12月 2日

純愛

1006289_01.jpg映画「純愛」のテーマはいつの時代でも変わることのない真実の愛です。戦争映画ではありません。長い間続いた戦争が終わった1945年、夏を舞台にした映画です。中国大陸へ渡った希望に燃えた多くの日本の若者達が生きていました。戦争終結と共に彼らの夢は一瞬で崩れ去り、映画主人公の愛と俊介たち開拓団は生死の淵をさまよいます。、日本軍に大切な家族の命を奪われていた中国の村人達のいる地域に逃れた二人は、迫害を当初受けながらも、すべてを受け入れ、二人を助ける山龍(シャンロン)と、年老いた眼の不自由な母のお陰で命を救われます。国境を越えた友情を丹念に描いた作品の原動力は、戦争の悲惨さを伝えようとしているのではなく、総製作期間8年の間に映画と学校を作る「純愛」市民プロジェクト運動を起した小林桂子(プロデューサー・脚本・主演「愛・あい役を軸とした市民ボランティアから広がった輪の連動あればこそです。映画スタッフ、俳優、アーチストへと純愛の輪が広がり、日本と中国の民間の人々の間に架け橋が生まれました。映画制作準備金の一部で中国山東省泰山に希望小学校を建設し、400人を超える子供達が元気に通っていますと、話す監督の目は大きく輝いています。札幌における映画上映にあたり相談された経緯ある横田としては公開時期の調整つかずスガイとしては断念ですが試写会に招かれ出かけ逃した作品の大きさに未練と同時に映画人として個人的な声援を折りにふれ実践です。

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