最近のエントリー
- 犬と少女を巡る短編詩の映画化
- 思春期を迎える孫娘の心模様は如何に!
- 胸に迫る大人系の愛
- なきたいときには映画を見よう
- 北の女性史シリーズ(2)
- 北の女性史シリーズ(1)
- この瞬間を生きる
- 三十一文字シリーズ完了して
- ほっかいどうの短歌100首その99・100
- ほっかいどうの短歌100首その96・97・98
最近のコメント
トラックバック
2007年10月30日
朝倉かすみ「そんなはずない」
琴似のクスミ書店開催の本談義
<ソクラテイスのカフエ>講師・豊崎由美の折◆朝倉かすみさん<本人のブログ>ゲストでした。タイトル作品の主人公松村鳩子は、30歳の誕生日を境に婚約者に逃げられ、勤め先が破綻する、ふたつの大災難に見舞われます。抜け目なく自分を高く売ることを考え、生きてきたはずなのに・・・変わりものの妹・塔子を介し、失業保険が切れる頃、年下の男、午来と知り合います。小説物語進行とともに鳩子が過去に付き合っていた8人の男たちとのドラマを通じて、文字通り、そんなはすない世界が待ち受け、心ならずも自分の過去の男たちとつぎつぎに会う羽目になります。さらに、鳩子の男関係を嗅ぎまわって、新しい職場である図書館の同僚たちに探偵がつきまといます。探偵をやとった依頼人は誰なのか、その目的は?小説現代賞を得た大型新人のスリリングな展開に引き込まれました。札幌発の極上恋愛小説にエールです◆朝倉かすみ<本の紹介>
このエントリーのトラックバックURL
http://yokota.mond.jp/mt-tb.cgi/1144