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2007年10月 7日
受刑者の心の叫びと、映画<待つ女>の対比
友人から阿部勇治さんと一度あって下さいと、突然電話があって?来る人を拒まず去る人を追わず精神の横田は、軽く良いよの返事でした。友人持参の本=阿部勇治さん著<実録・獄中記>、受刑者の心の叫びを一読させていただきました。情けを人に掛けすぎて裏切られ生活困窮になり犯罪に手を染め獄中の人となった。隔離された獄中は罪を償う人間への容赦の無い管理体制に逆らうことを許さない服従の日々を強いられた。生き地獄の刑務所病院入院生活。雑居房における人間模様を含むムショの全貌・・・・伺いしれない刑務所生活を通じ阿部勇治さんは「個人の考えや人権がことごとく否定され、矯正という大義名分のもとに、自分の意見を失わせるロボット人間づくりに徹する刑務所」「社会のはぐれ者にまともな考えは全くない」「社会復帰に相応しい人間づくり」うんぬん多岐に渡ってペンを走らせております。傷心と迷惑を身内の人に強いてしまい社会復帰してラーメン屋を再開した阿部さんに「まっとうな社会人」の自分へ5年過ぎた今でも「ムショ帰りのくせに」・・・の言葉を店の中で浴びせられることもあり「刑務所が真の修養所」に改革されて欲しいとの後書きの本を刊行された阿部さんの気持ちと捉え近く会う約束を友人に託しました。★映画「待つ女」は、犯罪を犯した男の身勝手さの対極に当たる作品かも知れません。
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