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2007年8月22日
ベラルーシの林檎
岸 恵子<ベラルーシの林檎>「昭和20年五月二十九日、横浜一斉空襲の朝のこと、私は十二才だった。・・・」プロローグに書かれている。「廃墟から六年、私は小説家にならずに女優となっていた」このエッセイを読むと、岸恵子という人間が人生をすごく素直に受けとめつつ、それら全てを飾らずに読者に伝えて好感持てました。普通の人の受け止め方で、誇張しないで、ごく自然体の作品を通じてヨーロッパの歴史をごく身近に感るに至ります。「ベラルーシの林檎」の自伝エツセイの源の基調に、ある日突然自分のもとを去り、やがてはこの世からも去っていった
<イヴ・シャンピへ>の懐かしさの限りを尽くした呼びかけの調べがひそかにたえず鳴っているのを聞き取ることができる人間愛に満ちてもいて、次なる件からお父さんの生き方は、自分もそうありたいと願っていることと同じであることも心に残ったの真髄に迫ります◆国際人という言葉を実感させてくれる本です
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