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2007年8月19日

ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー

日本で孤独に死したベトナムの王子クォン・デを始めて知りました。
51AS53T533L._AA240_.jpg最近はまっている<森達也>著「ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー」読み終えました。概要!
日本に憧れ続け、王位を継ぐ代わりに、祖国解放の独立運動に身を枠げたクォン・テは、その日本から裏切られ続けて死んでいったベトナムの王子クォン・デ。「僕らの王子は日本に殺されたようなものなのに、どうして日本人は誰もこのことを知らないのですかと、王子の生涯を感動的に綴る、問いかけます。革命家ファン・ボイ・チャウとの運命的な出逢いによって、一九〇六年日本を訪れ、犬養穀や玄洋社の頭山満、新宿中村農相鳥愛蔵・黒光夫妻ら、留学生を支えた日本人との交遊。満州国建国に奔走したアジア主義者大川周明、松井石根の暗躍。ひとりのベトナム人留学生の呟きに導かれ、森達也の作家魂に火がつき日本に憧れて翻弄されつづけた王族の数奇な生涯が鮮烈に廷らせています。★ ベトナム阮朝の始祖グェン・フック・アインの直系でありながら、王位を継ぐ代わりに、祖国解放の独立運動に身をささげたクォン・デ。革命家ファン・ボイ・チャウと出会い、1906年日本を訪れる。あこがれた日本から裏切られ、翻弄された王族の生涯。1951年東京で客死。
【目次】第一章 クォン・デヘの旅立ち第二章 革命家ファン・ボイ・チャウ第三章 黒幕組織 玄洋社
第四章 革命の王子 待望の訪日第五章 日本からの脱出第六章 漂泊の日々策七章 憧れ続けたベトナム
エピローグあとがき主要参考・引用文献


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