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2007年7月13日

S a p p o r o C i n e m a P r o j e c t

横田も参加している、映┃画┃の┃空┃気┃から案内が届きました
☆CINEMATTIC第一弾、『カインの末裔』上映会☆
◆4月にオープンした、スペースATTICでのデジタル上映。今回、第一弾は、大人計画など多くの舞台に参加する映像プランナー、奥秀太郎監督の最新作「カインの末裔」です。 本作の公開を記念して、夜間には奥監督のこれまでの作品、
「日本の裸族」(森本訓央、阿部サダヲ、荒川良々)、
「日雇い刑事」(今奈良孝行、阿部サダヲ、宮藤官九郎)、
「赤線」(中村獅童、つぐみ)を特集上映します!初日7/22(日)には、主演・渡辺一志さんが来札決定!(夜間、舞台挨拶あり。)

◆料 金:当日券 一般:1,200円/学生:1,000円※「カインの末裔」以外は、全て800円
◆問合せ:札幌市中央区南3条西6丁目 長栄ビル4F011-676-6886 info@a-yaneura.com
◆<上映プログラム> ■7/22(日) 12:30 「カインの末裔」 14:15 「カインの末裔」 16:00 「カインの末裔」
18:00 「日雇い刑事」 19:45 渡辺さん舞台挨拶 20:15 「カインの末裔」 22:00 「日本の裸族」

■7/23(月) 13:00 「カインの末裔」 14:45 「カインの末裔」 16:30 「カインの末裔」 18:30 「日雇い刑事」 20:15 「カインの末裔」 22:00 「赤線」

★《「カインの末裔」ストーリー》 15歳で母親を殺し、少年院で孤独な10年間を過ごした棟方(渡辺一志)は、川崎の小さな工場に拾われ、住み込みで働く。工場の煙、半田ごての蒸気、排ガス、たれこめる曇り空の中で、ほのかに期待した人との触れ合いもなく、ただ殺伐とした生活が待っていた。 ある日、牧師松村(田口トモロヲ)に、テレビリモコンをピストルに改造する仕事を依頼され、棟方はおそるおそる引き受けるが、それをきっかけに、犯した罪と、少年院で受けた説教がフラッシュバックし、さらに残酷な現実が突き付けられていく。 キャスト》 渡辺一志、田口トモロヲ、古田新太、内田春菊

★《担当者から一言》時代設定に戸惑うような、汚れた暗い空気感と、やさぐれた雰囲気に、はじめ、ズンと気持ちが重くなる。15歳の時に母親を殺した罪をもつ棟方は、そんな川崎・夜光において、自身を押し殺すように終始無口で、いつ狂人に変貌するかと思いきや、そうではない。寄りかかることも、表情の向け方もわからず、夜光に蓄積された鬱屈につぶされそうに、ただ繊細なのだった。ここには、棟方に近づき、追い詰める夜光の住人が現れるが、世に言う「悪人」という分かりやすいイメージではなく、くせがあって複雑で、何故か憎めない。(牧師松村は無茶苦茶だけど。)自分にふさわしい環境とはどんなものかもわからなく、期待した未来も思うようにいかないでいる、ひどく出鱈目な「愚かな者たち」。そんな諦め感の中でも、生に向かわずにいられない登場人物たちのエネルギーを、このハードな映画だからこそ、より感じます。「究極のインディーズを」をいう奥監督の手による、人々の生々しい表情を、素晴らしい俳優陣と、少しの可笑しさとともに、どうか受け止めて下さい!

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