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2007年5月 6日

空海マンダラ ― 弘法大師と高野山展

kukai02.jpg◆室蘭で行われた真言宗の葬儀に参列し、坊さんの説話から空海の人生を時系列に学び近代美術館へ出向く事を勧める坊さんの話が脳裏をかすめ早速出かけました
070505_2344~01.jpg◆平安時代初期に中国(唐)へ渡り、インド伝来の本格的な密教(みっきょう)を初めて日本に伝え、真言宗(しんごんしゅう)をひらいた<弘法大師空海>(774~835)は、書家、詩人、教育、土木など多方面で活躍し「お大師様」と親しみをもって呼ばれ、現代にいたるまで各時代に広く庶民の信仰は衰える事はありません。わが国最初の本格密教寺院として高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)を建立し日本を代表する聖山霊場として、1200年有余の歴史を歩んでいます。密教の信仰に欠かせない、大日如来(だいにちにょらい)や不動明王(ふどうみょうおう)などの仏や、荘厳な曼荼羅(まんだら)など視覚的表現を新たに信仰の世界に取り入れています<北海道近代美術館>で開催されている空海マンダラ ― 弘法大師と高野山展において、空海自筆の書「聾瞽指帰(ろうこしいき)」(国宝)、運慶(うんけい)作の「八大童子立像(はちだいどうじりゅうぞう)」(国宝)や快慶(かいけい)作の「孔雀明王像(くじゃくみょうおうぞう)」(重要文化財)などの仏像、平清盛が自分の血を絵具に混ぜて描かせた「両界曼荼羅図(りょうかいまんだらず)」※(通称「血曼荼羅(ちまんだら)」、重要文化財)や「五大力菩薩像(国宝)「仏涅槃図(ぶつねはんず)」(国宝)絵画、「中尊寺経(ちゅうそんじきょう)」(国宝)の経巻、さまざまな密教法具を含む工芸品など、高野山の諸寺院に伝わる国宝18点、重要文化財56点を含む総計100点の作品紹介を目の当たりにし私はサポートガイドを頼りに2時間あまり堪能しました。


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