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2008年2月29日
札幌映画サークル広報誌の原稿
「 銀 幕 遊 び の 流 れ 旅 」 (第51回)
伝えたい志がある。残したい想いがある。
『北辰(ほくしん)斜(ななめ)にさすところ』野球部のエースとして鳴らした上田勝弥は昭和11年、旧制第七高等学校造士館へ入学。卒業後、九州帝国大学で医学を学び、戦時中は軍医として南方戦線へ従軍。戦後は東京郊外で開業医を務め、息子に代を譲り、悠々自適の現在です。戦場での悔恨と慚愧という理由があって、七校同窓会への出席は常に拒んでいた上田を主人公に、―――激動の昭和を生きぬいた青春の輝きを名匠・神山征二郎監督が旧制高校生たちの半生として描いた作品です。
監督: 神山征二郎
出演: 三國連太郎、緒形直人、
林隆三、佐々木愛、他団塊世代の熱血弁護士が映画の舞台となる鹿児島の七高造士館の寮歌に由来した映画製作にのめりこみ完成させた「北辰斜(ほくしんななめ)にさすところ」とは、明治新政府が社会のリーダーを養成する目的で作った旧制高等学校=現在の大学にあたる教育機関学校制度。卒業生は帝国大学へ進学できる原則のため、厳しい受験競争によって選別され、入学がかなうのは同世代の青少年男子の1%にも満たなかった。“北辰”とは北極星のことであり、鹿児島市内からは北天の仰31.36°に北極星を臨むことができる。日々は流れ、時代は変転しても星の位置は変わらない。『北辰斜めにさすところ』・・・激動の昭和を生きぬいた“旧制高校生”今も熱い男たちの青春の輝きを共有される方、この指とまれと呼びかけ、“メセナ活動”は製作委員会の要領と同じく“映画上映委員会設立のお願い”として名乗りを挙げる気概のある若者を支援します。映画の権利をすべて有する大阪弁護士会の廣田稔氏に札幌での公開をお手伝いした横田への協力依頼でした。
■廣田稔法律事務所
大阪市北区西天満5丁目16-3
西天満ファイブビル1001
TEL.06-6365-6588 FAX.06-6365-1072
★映画ビジネスへのチャンスかもしれません
<遊びのスガイ>横田昌樹
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